周期的なものが全て悪い

 

ずっと心がざわついている。

毛並みのいい絨毯を逆撫でしている時のような、雨の日に乗った自転車のタイヤが湿ったアスファルトと擦れた時のような。03から始まる身に覚えのない番号からの着信画面を見てしまった時のような、いつの間にかバキンと折れていた爪先を見つけたお風呂の時のような。

次の瞬間には忘れてしまうようなざわつきも、何度もあれば線であり常になる。

 

私は所謂、行政手続きと呼ばれるものが苦手だ。住所変更、免許更新、郵便物転送届、国保加入、それらを行う施設を訪れること自体も苦手だ。

なんたってアクセスが悪すぎる。

駅から徒歩21分て、私の足じゃ実質30分だよ。

 

午前中行政センターに行ったら、子供連れのお母さんが転居届をドタバタしてて失くしたから〜等の話題を窓口で話していた。

子連れだから仕方ないとは思いつつ、声も大きくて、言葉遣いが「〜て言われて無理で〜、〜って言ったら〜」と、友達に話しているかのような喋り方だったので笑ってしまった。ここに居る人達全員、他人だよ。

 

午後に警察署に免許の書き換えに行くと「すいませーん!」と大声でカウンターを叩くおじいちゃんが来た。職員がどうされました?と聞くと「タクシー呼んでくれ」って ホテルかよ。

「そちらの柱に番号記載されておりますので」と職員が返すも「携帯電話持ってねえんだよ」と言うので職員が少々お待ちくださいと、席に促す。

なんだ、今日は厄日か。

 

どうしようもなく頭が痛い。

人と完全に分かり合えない事が分かっていて辛い。