子どもの頃、仲間に入れて貰えなかった公園に新しい遊具が出来ていた。
今でも私のように、あの公園に入りたくても入れない子どもがこの住宅街には居るのだろうか。
母に買い物に行くと連れ出されて向かった先は、生まれてから一度も会ったことの無い父方の祖父の家だった。会ったことがないのは母も同じらしく、祖父の家らしき家の扉を叩いて出てくるのを待ったが、出てきた老人に「人違いだ」と追い返されてしまった。
母は「絶対にあの人だ」と言っていた。
親子なんだから見ただけでわかる、とか血が繋がってれば、とかそういう定理でいくと孫である私自身、何かを感じても良かった筈だが一切何も感じられなかった。現実は小説より奇なり、とはいかないものである。
大晦日は毎年、地元の友達が車で迎えに来てくれるので、今年もドライブをしながらスタバのドライブスルーでチャイラテのもっと凄い年末感バージョンみたいな、とにかく美味い奴を飲んだ。帰宅して2人でジャニーズカウントダウンを見ながらゲームをしていたら、いつの間にか年が明けていた。
今年は何をしようかな。
何が出来るかな。
2020年が良い年にならなかった人が多いと思うけど、私個人で言うと今まで発散できなかった「漫画・アニメ・ゲーム」の陰キャニート三大欲求が全て満たされたので、個人的には満足してる。
でも2021年は、もうちょっと遠くまで足を伸ばしてみたいな。
一人でフラッと旅行にも行ってみたい。
勿論友達とも行きたい。
2021年が、私にとって、皆にとって
昨年よりも少し幸せな年でありますように。