成人式

 

新成人の皆様、おめでとうございました。

 

ここは私のブログサイトなので、私の成人の日について書こうと思います。

 

結論から述べると私は成人式に行ってません。

成人式が何をする式なのかよく分かってませんが、行った人の体験によると住んでいた地域の大きめのホテルの会場で偉い人の話を聞いた後、中学の同級生達と談笑、みたいな流れ(?)だった気がします。よく知りませんが。

 

行かなかった理由としては、中学の同級生とあまり顔を合わせたくなかった、というのが大きいです。

特段、虐められていたとか大喧嘩した奴がいるとかそういう訳では無いです。

当時の(〜現在)自分と、過去(中学時代)の自分自身の性格、思考にギャップがあり過ぎて、同級生の前でどう振る舞ったら良いかが分からず勝手に「気不味い」と感じていたから、が理由です。偉い人の長い話も聞きたくなかったですし、人前で振袖もレディース用のスーツも着たく無かったですし。

大層な理由ではないですね。

 

「成人式に行きたくない」と言った時、父も母も反対しませんでした。行かない、と言ったら、アナタがそれでいいならいいよ、とそれ以上追及はしませんでした。

 

成人式当日は、写真だけは撮りたいと母に連れられ、振袖を着て、撮影スタジオに行きました。子どもの頃から七五三等の「女の子の服を着る事」が苦手で、実家にある七五三の写真の中の私は目が赤く、泣き腫らした痕が残っています。しかし、成人式には行かないという私の選択に文句も言わず受け取ってくれた母への親孝行と思い、写真だけは撮りに行きました。

流石にもう泣く事は無かったけれど、振袖を着て心から笑える娘でなくて御免なさい、という気持ちでカメラに向かいました。母は喜んでいました。

 

午前中で撮影は終わり、午後には重たい振袖を脱いで実家にいました。まだ、気が重いなという気持ちは続いています。成人式の二次会に顔を出さなければならない事になっていたからです。

 

年末から、当日同じクラスだった同級生から「成人式に来い」と何度も連絡が来ていました。

特別仲が良かった訳では無いのですが、彼は人望あるタイプの人気者で、とにかく中学の同級生皆に会いたがっている様子でした。

行かない、と何度も断っていたのですが、「カッコつけて来ないみたいなの、ダセェよ」「来たら楽しいってゼッタイ」とゴリゴリに価値観を押し付けられたのを覚えています。

でもこの人、嫌な人ではないんです。この言い方だと凄い押し付けがましい奴だな、って印象ですけど人望が多いだけに人を陥れるタイプの人間じゃない事は分かっていたので、その言葉に悪意がないのは分かりました。その後も「じゃあ二次会に来て」「もうリストに名前入れたから」勝手に事が進んでおり、私の分の会費を誰かが被るのはとても気が引けたので、二次会なら、まあ、と承諾してしまいました。

断ってんのに凄いグイグイくるじゃん…と半ば面倒臭い気持ちもありましたが、私みたいな人間に何度も声を掛けてくれるのを有難いなと思ったのも事実です。

 

二次会に顔を出して、中学の同級生達とそれとなく会話をして、多分それなりに楽しんだ気もします。誘ってくれて有難う、ともならなかったけど。

終わってしまえばこんなものか、という感想でした。

 

この、グイグイ誘ってきた中学の級友については、その3年後(昨年)また面白い話があるので別途で記述したいと思います。

 

 

成人式に行った人、行かなかった人、行けなかった人、行きたかった人、行きたくなかった人、行かされた人、沢山いると思いますが、私は「行きたくなかったし、行かなかった人」です。

成人して4年経ちますが「あー行っとけば良かったな」と思った事は1度もありません。

皆さんはどのタイプの新成人でしたか。