人は話し方が9割、残りの1割って何?

 

 

自己啓発本を読んだ。

生まれて初めてと言っても過言ではない。

 

以前「人は話し方が9割」という書籍と「人は聞き方が9割」という書籍が並んで平積みになってるのを見かけ矛盾を感じた、とここに書いた事があるけれど まさにその本。

 

というのも会社の上司が「今朝読み終わったんだけど、読む?もしかしたら君には必要ないと思うけど」と声を掛けてくれたので 有難く「読ませて頂きます」と言って借りてきた。

確かに最近、その上司の話し方が少し変わったな、とは感じる事が多々あり、そのルーツがこの本に書いてあるならどこの部分に影響を受けたのか知りたかったから借りてきた、というのが真意ではある。

帰ってから1時間程で読み終えたけれど、確かに上司の言う通り普段意識せずとも自分がやっているな、と思うことが多い反面(これは時と場相手によるな…)という感想も少し。

 

参考になった点をあげると、

・「その言葉の意味」ではなく「その奥にある感情」にフォーカスする

という表題

 

言葉そのものを受け取るのではなく、それを言った背景を考えろという話なのだけれど 普段自身の考えを文に起こしたりする(のが得意な)人程、難しい事である事に気付いた。何故なら自分は文字や言葉にして伝えられるから、そうでない人の感情に寄り添うのは脳を使う部分が異なるように思えた。真意というのは難しい。

 

また、頑張っていない人に対して頑張れと言ってはいけない、という表題もあった。

内容的には変化球で伝える、というものであり「同期の〇〇くん、新規プロジェクト上手くいってるみたいだね」と相手の意欲を誘発するようにけしかけるという提案であったが あれは人によるし 私がそんなことを言われたら「嫌味かな」と思ってしまう。

 

頑張ってない人には何も声掛けなんてしなくてもいいと思う。だって本人も自覚しているだろうから、頑張っている人にだけ「頑張っているね」とストレートに褒めたらいいと思った。

意欲を誘発させたいなら、同期の口から「この間上司に褒められてさ〜」という話をされた方がまだやる気が出る。気がする。私だけかも知らんが。

 

自己啓発本、私にはまだ早かったかな